息抜きの雑学【月の呼び名について】

日本人は古来、月と深くかかわってきました。
月にまつわるエピソードも数多く残されています。(竹取物語など)
月齢ごとの呼び名も風情が感じられますし、今何気なく使っている言葉も、月の呼び名由来のものもあります。

ということで、まとめてみました。^^(写真はない!)

新月(しんげつ) 1日頃
 月が見えないので暦ではこの日は三日月から逆算して求めたとか。
 ただし、新月の呼び名は英語の New moonの訳であまり古い呼び名ではなく、一日の別名「朔」と呼ばれていたらしい。


繊月(せんげつ) 2日頃
 三日月よりもかすかな細い月なのと、西の低い空に短時間表れるだけなので見えないことが多い。    


三日月(みかづき)3日頃
 通常、新月後最初に出る月なので「朏(みかづき・ひ)」と表されることもある。
 異称として、初月(ういづき)・若月(わかづき)・眉月(まゆづき)など。
 異称の多くは最初に見える月だということや、その形からの連想、古代人にとってもっとも印象深い月だったに違いない。


上弦の月(じょうげんのつき)7日頃 夕方西の空に見え、西側が明るく輝く。
 夕方の空にかかる姿を弓の形になぞらえ、弦を張った側(欠けぎわの側)が上に見えることから。
 弓張月とも。


十日夜の月(とおかんやのつき)10日頃
 上弦の月より幾分ぷっくりとふくらんだ月。
 旧暦の十月の十日には、「十日夜」と呼ばれる行事があり、観月の慣習もあった。


十三夜月(じゅうさんやづき)13日頃 
 古来、満月に次いで美しい月とされ、月見の宴の風習もあった。


小望月(こもちづき)14日頃
 満月(望月)の前夜。幾望(きぼう)とも。 幾は「近い」の意味。


満月(まんげつ)15日頃 
 異称、望月(もちづき)・十五夜(じゅうごや)など。満月も英語の「Full Moon」から。


十六夜(いざよい)16日頃
 異称、既望(きぼう)・不知夜月(いざよいづき)など。
 既望は望月を過ぎた月、不知夜月は一晩中月が出ているので「夜を知らない」の意か。
 ちなみに「いざよい」はためらうという意味のある「いさよう」が由来とか。
 望月より月の出が遅れるのでそれを「月の出をためらう月」ととらえたのかも。


立待月(たちまちづき)17日頃
 夕方、月の出を「いまかいまかと立って待つうちに月が出る」くらいの月。
 「たちまちのうちに」のたちまちは立待月が由来。日没後1時間40分くらいだから、案外長い時間だ。
 現代人、こんなに待てないだろうな。


居待月(いまちづき)18日頃 居は「座る」の意、
 立って待つには長いので「座して月の出を待つ月」。
 一杯飲みながら待とうか・・とは呑兵衛の言い訳。


寝待月(ねまちづき)19日頃
 異称、臥待月(ふしまちづき)。
 横になって待たないとならないくらい月の出は遅い。横になっているうちに熟睡してしまうと風邪ひくよ。


更待月(ふけまちづき)20日頃
 夜更けに昇るからこの名。月の出は午後10時頃、現代人はこの時間から飲みに行くらしいが・・・寝ようよ。


下弦の月(かげんのつき)23日頃
 上限同様に月を弓に見立てての名前。月の出は深夜0時。中空に差し掛かるころ日の出となり見えなくなる。
 東の空から昇るときに見える月の弦は下にはなっていないので注意。
 古くは二十三夜講などの風習があった。


有明月(ありあけづき)26日頃
 夜明けの空昇る月で、本来は十六夜以降の月の総称。「有明」は夜が明けてもまだ空にあることから。
 この時期に限定すれば「暁月」か。古くは二十六夜講などの風習があった。
 平安期の通い婚のころ、一夜を共にした翌朝、名残を惜しんで帰りがたい男、帰したくない女の心情から、なごり惜しむ想い、未練心などを表す言葉としても使われることがある。


三十日月(みそかづき)30日頃
 新月頃。30日だから「みそか」、月末を「晦日(みそか)」というのはここから。
 または「晦日(つごもり)」(一年の最後の月末が大晦日が「おおつごもり」「おおみそか」)。
 ちなみに「つごもり」は「月籠り(つきこもり)」が転じたもの、月が姿を見せないので。

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